トラウマ
暇な職場は平和なだけではない。
やることがなく、手持無沙汰なのにそこにいなくてはならないのでストレスがたまる。
外交的な人の場合、そのストレスを会話したり人間関係によって解消しようとする。ある意味健全だと思う。が、人によってはそれが他部署の詮索につながる人がいて、扱いにくい。こちらはうちに帰れば家族がいるし、内向的なので静かに一人で過ごすことは一向に構わない。それを、「(私のいる部署)雰囲気暗いですよね」とか「ネガティブだよね」とか、いちいちうるさいよっ。
触らないから触ってこないでほしい。好き勝手に触ってきて感触を確かめその噂を周囲にまき散らす。元気を吸い取られる。断ち切らなくてはダメですね。
7年前かなり暇な仕事に就いたが、人間関係が酷かった。
一千万円が当たった人は悪口は言いません。きっと一千万円の使い方で頭がいっぱいになるからです。目的ができると他人には無関心になります。
— 大原敬子bot (@kiiroitori2014) December 6, 2018
悪口を言いたいときは自分の目的が見つからないときです。あるいは夢が順調に進んでないときです。
手ごたえのある仕事をしている方が、人間関係はいいのかも。ひとによるか。
仕事を頑張ると「あたしたちのことはどうでもいいの?」という人がいたな。昔。
そんなつもりないのだが、もっと大切にしなくてはならなかったんだろう。
気持ちを汲むとか、話しかけるとか。
向かない、そういうの、向かない。
女性の集団に対する恐怖感みたいなものがあって、子どものころから高校生までずっと集団生活が苦痛だった。すぐ噂する人、手のひら返すのが早い人、渦中に入りたくなくて離れていると、それが気に入らないと言って嫌がらせしてくる人。一体私が何したというのか。危害を加えたわけでも、なにか辛く当たったわけでもないのに。
自分の世界やペースを守っているのが気に食わないのかもしれない。「自分がこれだけ苦心しているのにあの人は自分のやり方を通してこちらに合わせてくれない、協調性がない」そんな風に思われているだろう。実際言われてきた。
何を言われてもただ黙って耐えていると、だんだんエスカレートする。ほかで感じたストレスをこちらにぶつけてくる。私への陰口を言うことでつながっている人たち。
よくターゲットになった。
散々冷たくされたり酷いことを言われた後、ただシンプルに誰かから「おはよう」と言われたとき、一日がバラ色だった。それぐらい、酷くいじめられた。自分の「普通」の基準をことごとく壊された。
『人から話しかけてもらえるなんてすごい。』
おかしい、こんなの壊れてる。でも誰にも相談しなかった。できなかった。プライドが許さなかった。どうせあんたが悪いと母に言われそうだった。
私の10代は我慢の時代だった。楽しかったのは大学生になってから。それまで窒息しそうな地元の学校で、近所の噂話ばかりのお母さんたちを見上げながら、こんなところ絶対出てやると思って大人になった。
大人は大人で大変だが、選ぶ自由がある。人間関係はどこへ行っても付いて回るが、どれぐらいの距離で濃さで付き合うのかは自分が選べる。
その会社によって、コミュニティによってルールが違うので、直感的に合わないと思ったら早めに退散したほうがいい。
と言っておきながら、お金は必要なので思う通りにならないのが常、だから悩むのだけれど。
性格悪いって言われてもいいじゃない。「わたしがわたしがばっかり」って言われてもいいじゃない。開き直るわけじゃなくて、もうずいぶんそのことで悩んできたでしょう。傷ついてきたでしょう。
私はわがままだから、そう思って控えて合わせていたら、いつの間にか自分が何をしたいのか分からなくなってしまっていた。
「私を出したら嫌われる、たたかれる。」
子どものころから刷り込まれたことです。
いまはね、そんなことないと分かってる。確かに、主張が強い人だな、苦手だな、って思われてると思います。
でも全員じゃない。
むしろ後ろに下がっていじけてる私にイラつく人がいる。
怖いからね、前に出るの。またひどい目に合うかもしれないってね。
でもきっと実際より考えすぎなんだと思う。もしたとえたくさんの人が敵に回っても、自分自身はじぶんの味方でいてあげないとね。
いじめてきた相手に仕返ししようとか、ギャフンと言わせようとか、そんなこと目標にしない方がいい。
そもそも、その相手はいじめている自覚もないし、あったとしても気にも留めてないと思う。こちらがどれだけ必死になっても。高みの見物されるだけ。さっさと離れるのが一番。次の準備をして、離れよう。